スローエイジング 一覧

生きた菌だけじゃない!?今注目されている死菌とは?

「乳酸菌」は健康に寄与するものとして特に最近、さらに注目が集まっています。
その中でも「植物由来の乳酸菌」が注目をあびています。

発酵食品
古くから日本では発酵技術を用いた食品がいつも身近にあります。
たとえば漬物や味噌、醤油などで、強靭な日本人の体はこれらに支えられてきたといっても過言ではないでしょう。
移りゆく四季の中、夏の暑さや冬の寒さに耐え、日本人の暮らしとともに選抜されてきたのが「植物性乳酸菌」です。
塩分や酸分などが多い過酷な環境下でも生きぬく力が強いという特徴があります。

特に胃液や腸液にも負けずに生存して働く、ということは大切なことです。
しかしながら最近はそういった「生きた菌(生菌)」だけではなく「死菌」も注目されているのはご存知でしょうか。

注目されている死菌とは

乳酸菌

大まかに言うと、生菌が整腸、死菌が免疫賦活、ということが言えるようです。その死菌の中でも「ナノ型乳酸菌」というものも注目されてきています。

ナノ型乳酸菌

粒子の直径が1ミクロン以下の微粒子、かつ、水に溶かした時に一つ一つがバラバラの状態に加工した乳酸菌です。
乳酸菌は生菌・死菌に関わらず、乳酸菌の「粒子」が腸の免疫組織にある種々の免疫細胞に働きかけることで、整腸だけではなく免疫調整や老化予防などの様々な働きが期待できます。

酵母菌の秘密

実は乳酸菌の他にも有用な「酵母菌」などもあり、中には腸内をいたわるような効果があるものもあります。
何より大切なことは「複合的に様々な有用菌を体内に入れてあげる」ことだと考えます。植物由来なら、なおさらです。腸内細菌は人によってさまざまなので、多くの方の腸内環境に合うようにできるだけ複合的に摂る、という考え方です。

そもそも腸内環境を整える必要性として、もちろん便通の改善や、それによる免疫力のアップさせる、ということは多くの方がご存知かと思います。
しかしあまり知られていないこととして人間の体、つまり「細胞」の基礎栄養素となる「ミネラル・ビタミン」の吸収をよりよくするために腸内環境を改善することがとても大切なのです。

たとえば注目される「鉄」「葉酸」なども、昔の日本人は「植物性食品」からしっかりと摂取していました。
ところが現代は腸内環境の悪化やストレスにより、それがうまく吸収されなくなっているのです。
ですから普段の食事を改善すると共に、さまざまな有用菌をとりこむことで、ミネラルやビタミンの吸収を改善し、細胞から元気になることがとても大切なのです。

ちなみにこれらのミネラルやビタミンをサプリメントで補うことも良いでしょう。
その際も、古くから日本人が利用していた「植物由来」のものを選ぶことが大切です。

植物性乳酸菌(植物由来乳酸菌)配合食品

「マルチバイオティクス」について

木曾地方の伝統漬物「すんき漬け」から発見されたSNK、京都の「すぐき漬け」から発見されたラブレ菌と日本で古来より食されてきた乳酸菌に加え、ライチ由来の酵母を配合。

乳酸菌は生菌・死菌にかかわらず、腸管でのよい働きが期待されている。

注目乳酸菌① 植物性ナノ型乳酸菌SNK

一般的な乳酸菌の粒子は直径が1μm(1000ナノm)。ナノ型乳酸菌とは粒子の直径を1μメートル未満(ナノサイズ)の乳酸菌を言う。ナノ型乳酸菌SNKはナノサイズの粒子に加え、水に溶いても粒子サイズがそのままの状態に加工された殺菌乳酸菌。

「すんき漬け」を日常的に食している長野県木曽地方はアレルギーにかかる率が県全体と比較して約3分の1と、極めて低い地域。現在、すんき漬けとその乳酸菌が注目されている。

また他の乳酸菌に比べて、ウイルス免疫を刺激するサイトカインをバランス良く作り出すとされています。また、ヒトでの臨床試験もされており期待がもてます。

注目乳酸菌② ラブレ菌

京漬物「すぐき」から単離した植物由来乳酸菌。胃液耐性・腸液耐性に優れるため、生きたまま腸内に届く。さらに、排泄されずに腸内に留まることが確認されている。

ライチ由来酵母 ブラウディ

ベトナムでライチから作られた飲み物がコレラの下痢を緩和していたことに注目し発見されています。こちらも研究されておりますので期待がもてます。

バレリアンハーブとは?

心を安らかにしましょう。


「バレリアン」という天然の素材をご存知でしょうか。自然が生み出した有効な成分は数多く存在致しますが、金沢大学などでも注目、研究されている天然の植物の中に「バレリアン」があります。

※バレリアン(植物)から抽出物される「バレポトリエート」「アルカロイド、イリドイド」という成分日本では詳しく研究・注目されております。秋に収穫されるバレリアンの根っこは、不安、不眠など神経緊張に効果があるといわれており、傷の治療促進、筋肉痙攣などにもよいと言われています。

その研究の中では、主に「精神安定剤」として使われることが有効視されており、副作用もほとんどないと言われています。

この事は、ギリシャ時代からある話で、海外では不眠症の治療薬などで認可されているところもあります。日本では未だ医薬品としては認められおりませんが、その神経を鎮める作用が長年研究されており、バレリアンのハーブティーやサプリメントなどが市販化されて人気となっております。

※ハーブやアロマセラピーに興味のある方はご存知かもしれませんが、バレリアンは独特の臭いを放ち古代ギリシアの医師「ガレノス」がプーとよぶほどだったとか・・。

いずれにしても、バレリアンを始めとするハーブティーを適度に取り入れ、こころ安らかにし、心身ともにリラックスする事はストレスの解消にもなり、スローエイジングにもつながる大切な時間だと思います。

アロマでスローエイジング

スローエイジング 心地よい香りでココロを癒そう香から

心地よい香りに癒されながら心身のバランスをリセット

アロマセラピーは天然由来のオイルを香りとして呼吸器から体内に取り入れたり、直接身体へ塗ることで心身のバランスを整え、リラクゼーションを目的とする芳香療法です。

特にエッセンシャルオイルを使ったマッサージは直接的な肌の保湿効果はもちろん、リンパの流れをよくして新陳代謝を促したり、エステティシャンによるハンドマッサージの心地よさが心身の疲れをほぐしてくれるなど、リフレッシュ効果も抜群です。

多種多様に揃うオイルにはそれぞれ効能があり、今の自分の状態にあった香りを選ぶこともアロマの楽しみのひとつ。日常の慌ただしさを一時忘れて、香りを楽しむ時間を持つゆとりもスローエイジングにつながります。オイルやアロマセラピーのグッズは気軽に手に入るものも多いので、ぜひ日々の生活に取り入れてみましょう。

オイルの種類と効能の一例

サプリで腸内環境の改善

腸内環境の改善をして心を安らかにしましょう

バイオティクスの補充が腸内環境改善の要

これまで腸内環境を改善するために、食事や生活サイクルを見直すことが重要であることをお伝えしてきました。
しかし、実際には仕事も含め生活環境を変えるのが難しい場合もあるでしょう。そんな方にはサプリメントで腸内環境を改善することをおすすめします。

 腸内で善玉菌が優位になる環境を作り出す成分は大きく分けて二種類あります。一つ目は直接体内に善玉菌を取り入れる方法で、これらの成分を「プロバイオティクス」と言います。

もう一つは腸内にもともとある善玉菌を活性化させる方法で、こちらを「プレバイオティクス」と言います。 

それぞれのバイオティクスは、単独で摂取しても充分効果が期待できます。さらに、二種を併用することで、より効果を発揮します。また、プロバイオティクスは体内に取り入れた後、2週間程度で消費・排出されるため、継続的に摂取するように心掛けましょう。

プロバイオディクス

数々のバイオティクス

有胞子性乳酸菌について

腸管内で発酵し、乳酸を作り出す菌を乳酸菌と言います。一般の乳酸菌は熱や酸に弱く、胃液で死滅してしまい、なかなか腸まで到達できません。その中で、胞子を形成し、酸や熱・乾燥に負けず、腸まで到達することができる菌が有胞子性乳酸菌です。

この菌は緑麦芽から発見されました。1gに50億個以上もの有胞子性乳酸菌が生息しています。

腸内環境を改善する目的では1日あたり約1~2億個の摂取が推奨されています。特定の食材に多く含まれているとの報告はないため、有胞子性乳酸菌配合ヨーグルトやサプリメントなどによる摂取が必要です。

ビフィズス菌

糖を分解して、乳酸以外に酢酸も作り出す菌がビフィズス菌です。酢酸には強い殺菌力があり、腸内の悪玉菌を減らす作用があると考えられています。また花粉症やアトピー性皮膚炎の症状を緩和したり、脂質代謝を改善することが報告されています。

乳酸菌同様に大半が胃酸で死んでしまいますが、BB536株など腸管まで生きて届くビフィズス菌も存在します。
ビフィズス菌の種類により異なりますが、BB536株の例では約20億個(ヨーグルト100g)の摂取で整腸作用が認められています。

ビフィズス菌配合ヨーグルトやビフィズス菌カプセル、顆粒状のサプリメントにより摂取が可能です。

ラクトフェリン

哺乳類の乳に含まれるタンパク質。主に脱脂乳や乳清に多く含まれており、ナチュラルチーズにも含まれています(100gあたり100mg程度)。ラクトフェリンは胃液で分解された際に「ラクトフェリシン(R)」を作り出し、これが悪玉菌の増殖を防いでいます。また、ラクトフェリンには悪玉菌を減少させるだけでなく、善玉菌であるビフィズス菌を増やす働きが知られています。
体調に応じて一日100~600mgの摂取が目安になります。

腸内環境を改善するためには、毎日継続して飲むことが重要です。また、オリゴ糖やビフィズス菌と同時に摂取することで、より効果的であると考えられます。

乳酸菌生成エキス

国産大豆を使用した豆乳で、16種類の乳酸菌を1年間発酵熟成させ、有用成分だけを抽出したエキス。胃液で分解されず腸内の善玉菌を増殖させる効果があります。飲用後には、ビフィズス菌が約3倍増えたという結果が出ています。また、便通改善・免疫細胞の活性化・肌のキメ向上などの効果が確認されています。

腸内環境を改善する目的では原液換算で2mL、より多く飲用することで免疫賦活や便通改善などの効果が得られます。最近の研究では肌のハリなど美容面での効果が実感できたとの臨床結果があります。

腸内環境を改善する第三の成分

上記で紹介した成分以外にも、オリゴ糖やデンプンはビフィズス菌の栄養源となります。また、食物繊維は善玉菌の繁殖培地となることが知られており、これらも一種のプレバイオティクスです。

 近年、腸内細菌のバランスを整えつつ、腸管から吸収されることで生体機能を直接向上させる機能性成分について研究が進められています。乳酸菌生成エキスもその一つで、これらの機能性成分は「バイオジェニックス」と呼ばれています。

最近では乳酸菌の腸内改善作用も、このバイオジェニックスによるものだろうと考えられています。糠漬けや味噌などの発酵食品が代表的成分とされていますが、フラボノイドや種々の抗酸化物質の中にもバイオジェニックスとなる可能性があります。

 腸内環境改善のためのサプリメントを選ぶ際には、プレバイオティクス・プロバイオティクス・バイオジェニックス、それぞれをバランス良く摂取すると効果的です。

内側エステで体内環境改善

心を安らかにしましょう。

腸内環境を整え「体内エステ」

体内環境が悪化する原因の把握が重要

腸は栄養吸収を行いつつ、毒素排出も行う臓器です。この機能が上手くいかないと、肌や体のトラブルを起こします。

 悪化する主な原因は三つあり、一つ目は腸の冷えです。特に夏の間、冷たい飲み物や食べ物を摂り過ぎた方は腸が冷えてしまいます。

 二つ目は、交感神経と副交感神経の変換がうまくできなくなることです。胃も含め、消化管は副交感神経で動きます。交感神経は昼間活発に働いて体を活動させ、夜になると副交感神経が優位になり、リラックスします。副交感神経に支配されている胃腸が本来の働きを行う時間は夜なのです。この変換がうまく行われないと腸内環境は悪化します。

 最後はホルモンバランスの乱れです。女性が胃腸のトラブルを起こしやすいとされるのは、排卵期と生理によりホルモンバランスが乱れやすいからです。

夏のダメージが体内環境を悪化

食生活の改善が腸内・体内環境を整える

腸内環境を整えるための、最も身近な方法は食生活の改善です。

そこで腸内環境を良くする調理法や、食べるときの工夫、注意点を紹介しましょう。女性は体が冷えやすいので体を冷やす食べ物や飲み物を控えたほうがいいですね。腸が冷えると本来の動きが鈍くなり、腸内環境が悪化しやすいのです。身体を冷やす食品は加熱すれば大丈夫です。

 食材としては根菜やネギなどの体を温める効果があるものがお薦めです。また生で食べるよりも、消化・吸収しやすいように加熱しましょう。生のものは消化しにくいだけなく、雑菌があります。その雑菌を処理するために善玉菌が使われてしまい、腸内環境を悪化させる原因となります。

 また、適度に油を使うと、腸が栄養吸収をスムーズに行えるようになります。腸が活発に動き、腸内環境も正常化するのです。

 さらに、味噌や納豆、糠漬け、ヨーグルトなどの発酵食品で、乳酸菌をはじめとした善玉菌を補うようにしましょう。香辛料は、ほどほどなら体を温めるのに効果的ですが、摂り過ぎは腸に炎症を起こすので避けた方がいいですね。

なお、早食いや1日分をまとめて食べる「ドカ食い」は危険です。このような食べ方は腸も胃も弱らせます。理想的な食事は、3回に分け、少量ずつゆっくり味わって食べることです。ぜひ、心掛けてください。

朝型の生活サイクルが腸内・体内環境改善のポイント

皆さんはいつも何時くらいに起き、何時くらいに寝ていますか。

少し日頃の生活を思い返してみてください。 日中は活発に動いて過ごし、夜は静かに休む、ということが生活の基本になります。これはもともと、人間には「昼間は交感神経により活動し、夜は副交感神経によりリラックスする」という生活サイクルが体内に備わっているためです。

胃や腸は副交感神経の働きにより活動しているので、この神経がしっかりと働くように、夜は体を休ませなければなりません。

 特に夜更かしは厳禁です! 遅くても夜12時には就寝することを心掛けましょう。これが美容や健康だけでなく、腸内環境を良好にさせる秘訣なのです。

また朝は早く起きて昼は活動する、一般的に言われる規則正しい生活サイクルですが、体を休ませなければならない時に、しっかりと副交感神経を働かせるために、やはり重要になってきます。ぜひ朝型生活に変えましょう。

 現代人は、忙しいうえにストレスを溜めやすい傾向があります。ストレスが溜まると、それを発散させるために、どうしても夜型の生活になります。速やかに就寝できるように、リラックスタイムを取り入れた1日のスケジュールを組んでおくことも、腸内環境を健やかに整えるために必要です

しつこい腸トラブルには腸内環境のリセットを

下痢や頑固な便秘に現れるような腸のトラブルは、大半が腸の冷えによるものです。体や腸の冷えを解消すれば、症状が軽減されやすいのはこのためです。一時的にはよいとしても、キャンドルブッシュなどで安易にだすのも考えもの。

食事によって改善できることは伝えましたが、それでも改善されない場合、腸を温める効果のある漢方薬を処方しています。

 さらに、頑固なトラブルに対し行うのが「腸内洗浄」です。腸内洗浄には色々な方法がありますが、私は飲み薬として洗浄剤を服用する方法を薦めています。便秘解消目的のいわゆる「下剤」とは異なり、腸の中の汚れを一掃する働きがある薬剤です。最近では味も改善され、飲みやすくなっています。

洗浄剤を用いた腸内洗浄法は、もともと内視鏡検査を行う際、腸の汚れによって検査の邪魔をされないために行うためのものでした。水に溶かしたこの薬剤を、時間をかけて飲んで頂きます。この結果、宿便を全て排出し、腸内環境が一度リセットされます。「口から飲む」という方法のため、蠕動運動に加え重力もかかることで、洗浄剤が無理なく食道から胃、小腸、大腸のすみずみまできれいにします。

ただしこの方法は、飲用から排泄まで時間がかかります。そこで浄剤を家に持ち帰ってもらい、リラックスした状態で飲んで頂いています。成功させるためにはゆっくり時間をかけ、少しずつ飲むことです。腸の汚れが酷ければ、きれいにするにはその分だけ時間もかかります。腸内をきれいにするための時間を十分にとることが重要なのです。

なお、洗浄剤により腸内環境はリセットされますが、日々の食事により善玉菌も悪玉菌も再び定着するので、日常生活に気を抜くと、悪化してしまいます。あくまでも腸内環境の立て直しが目的であることに注意してください。

腸年齢チェック

心を安らかにしましょう。

美肌を保つためには、腸年齢チェックから!

自分の腸年齢を知ることは美肌づくりと健康維持の第一歩
実年齢よりも上!?現代女性の腸年齢
人間の腸内細菌のパターンは、加齢に沿って変化します。加齢にともない悪玉菌が増えて善玉菌が減り、腸管運動が弱まり、ますます便秘になります。

うんちは「老人性さい便」という細長い便になり、臭いがキツくなります。これは、腸内細菌が「腐敗」を起こしているからです。善玉菌が多ければ「発酵」ですが、加齢と共に
発酵現象は腐敗現象へと変わります。現代女性の多くが、食事や生活環境で実年齢よりも腸年齢が高くなっているのが現状です。

大阪に住む20代から60代女性を対象に行った結果、「腸年齢が若い」と出た人は、わずか38%でした。現代は、若い人ほど腸年齢が老化している傾向があります。
便秘の原因の多くも、腸年齢が老化しているからです

腸年齢が若い人ほど肌トラブルが少ない

腸年齢が若い人ほど、肌トラブルが少ないのも特徴です。逆に腸年齢の高い人ほど脳にも老化現象がみられます。つまり、腸内環境はエイジングに関係します。

腸年齢が若く、いいうんちを出す習慣のある人は、若々しく前向きに計画性のある考え方をできる人が多いのです。長寿者の腸内環境は善玉菌が多いという結果も出ています。
 また、肥満の人と痩せている人の腸内細菌のパターンも異なることがわかっています。肥満の人が正しいダイエットを行うと、痩せている人の腸内細菌のパターンに近づきます。
腸内細菌のパターンに「痩せ型」と「肥満型」があるということですね。

 たくさんの腸内細菌が住む大腸で吸収された物質が全身にまわり、ガンをはじめとした病気を発症する要因となることが解明されてきました。有害物質をつくる悪玉菌
を抑え、善玉菌の多い「若い腸年齢」は、肌はもとより健康そのものにも必要なのです。

腸内環境改善を実行した人はどんな効果を実感しているか?

大腸に送り込む食べカスが重要

大腸に住む善玉菌と悪玉菌は共生しているので、すべて善玉菌にすることはできません。薬だけでは腸内環境をコントロールすることもできません。

腸内環境をよくするためには、どんなものを食べ、どんな残渣物を大腸に送り込むかを考えることが大切です。腸内細菌は、小腸で消化吸収を終えた残渣物の食物繊維などを分解したり、
剥がれた腸の粘膜を食べて暮らしているからです。

 肉の摂取量を控えた方がいいという理由は、小腸で動物性脂質を分解するために胆汁が出て、分解された胆汁の一部が大腸に流れると、腸内細菌によって発ガン促進物質に変えられてしますからです。
加工肉の食べ過ぎ、野菜不足、運動不足、アルコールの摂り過ぎが、大腸ガンのリスクを高めます。

 野菜は噛めば噛むほど、その時の食事量が減ります。ゆっくり噛んで食べることで大腸にたくさんの食物繊維を含んだ残渣物を送り込むことができ、いいうんちをつくることができます。一連の食物とうん
ちの関係を「食べ物との知恵比べ」と呼んでいます。

食物繊維が少ないと便秘になり、便秘になると有害物質を出す悪玉菌が増えます。すると、この有害物質を大腸が吸収することでエネルギーのバランスが崩れ、本来腸で吸収されるもの以外の
物質も吸収され、太りやすくなる。

太ったからと食事を抑えると、また食物繊維が減る――これが肥満となる悪循環です。肥満の原因は、腸内環境にあります

腸内環境の改善は腸内細菌の育て方次第

 腸内環境をよくしようとする女性に推奨しているのが、「三つのうんち力」です。一つは前出の「食べ物との知恵比べ」。

二つ目は、善玉菌であるビフィズス菌、乳酸菌を「育てる力」です。腸内細菌のバランスを改善し、有益な作用をもたらす生きた微生物を「プロバイオティクス」と言います。これを
腸に送り込むためには、ヨーグルト、乳酸菌飲料、納豆、あるいは善玉菌のエサとなるオリゴ糖などがおすすめです。

もちろん、大腸に食物繊維を送り込む野菜類も大切です。

 三つ目は、「出す力」です。いいうんちを出すために、インナーマッスルである腸腰筋を鍛えること。現代人は日常生活の中で一日約7000歩は歩いていると言われていますが、一日10000歩くら
い歩くことが理想的です。

 この「三つのうんち力」を実践した女性の多くが、ダイエット効果や、美肌効果、ストレス解消を実感しています。これは腸内環境の悪さを自覚する女性が悩む自覚症状の上位を
改善する結果になっています。

 肌のトラブルは、腸内でできた有害物質が、毛細血管を通じて表面に出るという最終段階。肌だけでなく体内に不調が出ている可能性もあります。健康のためにも、うんちの状
態や排便のリズムを「体からのお便り」として日々確認し、腸内環境の改善に努めてください。

美肌作りと腸内環境

美肌の根本は腸にあり現代女性の腸内環境の実態

食生活でスローエイジングをめざそう

近年の国民調査では、「日本女性の48%が便秘」という結果が出ています。便秘の人は、お腹の調子の悪さを色々な症状で自覚しています。

そして、それが健康に影響することも自覚しています。しかし、便秘女性の多くは、「出れば大丈夫」と、腸内環境の状態に無頓着です。
 20代女性を中心とした現代女性に多い便秘には、三つ原因があります。第一に「習慣性の便秘」。これは偏った食事が原因です。野菜に比べ肉が多い食生活で食物繊維が不足するために起こります。 
第二に「弛緩性の便秘」。運動不足で大腸の蠕動運動(中身を移動させる動き)を担う大腰筋や腸骨筋が衰えると、排便時に押し出す筋力が足りず便秘となります。

最後は「痙攣性の便秘」。ストレスにより副交感神経が緊張し、腸に痙攣が起こることが原因です。
その痙攣している部分が狭くなり、〝うんち.の送り出しが妨げられます。これで、ウサギのようなコロコロしたうんちしか出ない便秘になります。

 これら全ての便秘において、善玉菌が減り悪玉菌が増えるという腸内環境の悪化が大きく関与しています。

便秘にともなうトラブルは、表面的なケアよりも体の中、腸内環境を整えることが大切です。

腸内環境を整えるために腸内に共生している菌を知る小腸は消化吸収の要。腸内細菌は大腸で活躍長さ6.8m、表面積はおおよそテニスコート1面分ある小腸は、細胞が臓器の中で一番活性が高く、消化酵素を出して食べた物を糖や脂質、アミノ酸に分解し、吸収していきます。

栄養を吸収する場として雑菌が少ないため、小腸は体の中でもっとも病気が起こりにくい臓器です。

 一方、小腸が消化吸収を終えた物が運ばれる大腸には、1000種類以上、重さにして約1.5㎏の腸内細菌が住んでいます。このうち約20%が善玉菌のビフィズス菌や乳酸菌、約10%は悪玉菌、残りは未知の菌「日和見菌」です。

日和見菌は、その名の通り、善玉菌と悪玉菌のうち優勢なほうの味方につくという菌なので、腸内環境を良くするためには、善玉菌をいかに増やすかがカギとなります。よく「腸をキレイに」と言いますが、これは悪玉菌を完全に排除するという意味ではありません。

善玉菌と悪玉菌は共生し、食物繊維や残渣物(食べ物のカス)を分解しています。「良い腸内環境」とは、善玉菌が優勢な状態を言うのです。

腸内環境の改善とは「汚れ取り」にあらず
腸が汚れていると聞くと、腸壁に食べ物のカスがたくさんついているようなイメージを持っていませんか? これは間違いです。

大腸壁の細胞には菌がびっしり付着しており、その細胞はどんどん剥がれて排出されています。腸管洗浄で腸内を綺麗にできたとしても、何かを食べ、有形便が戻れば菌も戻ります。

ですから、腸を洗っても便秘の根本的な解消にはなりません。いいうんちをするためには、大腸内の細菌をコントロールすることが重要です。

そのために何を食べ、どんなカスを腸に送り込むかが大切なのです。

うんちの状態

うんちは腸内環境のコピー毎日出し続けることが重要

うんちの匂いは腸内環境を知るカギ 小腸から届けられた食べカスは、大腸の上行結腸から横行結腸、下行結腸へと移動していきます。

この過程で腸内細菌がどんどん残渣物を分解していきます。腸内細菌が分解したものは腸壁から吸収されますが、それと同時に食べカスが横行結腸から下行結腸に移動する間に20%の水分も吸収されていき、残りがS字結腸でうんちとなって溜まっていきます。

S字結腸に溜まったうんちは80%が水分、残り20%が固形物である状態が理想的です。この固形物の内容は、食べカス、剥がれた腸の粘膜、腸内細菌で構成されています。うんちの臭いの元となるのは、この固形物内にある腸内細菌のバランスです。

 うんち=くさい、のではなく、臭いがキツいと感じるうんちは、悪玉菌の多い腸内環境にあったうんちだからです。善玉菌が多い腸内環境のうんちの臭いは、そんなにキツくありません。例えば、授乳期の赤ちゃんのうんちが大人のそれに比べて酸臭が強いのは、母乳やミルクだけを飲んでいるため、大腸内でビフィズス菌が優勢になっているからです。

 逆に、「お父さんが入った後のトイレは臭い」なんていう話をよく聞くのは、40代男性の腸内環境が悪化しているためです。これは、仕事のストレスを抱え、アルコールや油ものが多い偏った食生活を送っているからです。この年代は「下痢世代」とも言われています。20代女性にも便秘や下痢に悩む人が多く、現代の20代女性の腸内環境は40代男性のものと、ある程度似てきているのが現状です。

「出た」からOKではなく「出す」ことを習慣化する

「おなかがぽっこり出る」とか「肌の調子が悪い」という自覚症状があるのに、便秘への意識が非常に低いのが現代女性の特徴です。キャンドルブッシュなどのデトックス系のお茶を過剰に摂取したり、週末に下剤を飲んでトイレに入る、「週末トイレ症候群」という人もいます。出したことで安心していますが、悪い腸内環境(悪玉菌が優勢)でうんちが溜まれば、その間に吸収された有害物質が体内を回り、肌に影響するのも必然です。

 良い腸内環境でできたうんちは、便座に座るとスルスルと出ます。ゴツゴツした形が良く、これは食物繊維を充分に摂れている証です。

そして「トイレに行けばうんちが出る」のではなく、「うんちをするためにトイレに行く」こと。出すことに受け身にならず、毎日定期的に排便する習慣が大切です。

食生活でスローエイジング

青魚が年齢対策の強い味方!!

いくら食べるものに気を使っていても、現代社会では肥料や保存料をはじめとした人工合成化合物やダイオキシン・排気ガスを完全にシャットアウトすることはできません。これらは知らず知らずのうちに内面から体を蝕み、心身に負荷をかけることで老化を促進してしまうというデメリットも考えられています。

しかし、最近の研究では、青魚に「オメガ3」という抗老化成分が含まれていることが分かってきました。
青魚の代表格は、昔から健康に良いと食べられてきたイワシやサバ・サンマなど。かつては大衆魚だったイワシも近年の不漁によって高値になり、食卓にも上りづらくなりましたが、こうした青魚を積極的に食べることもスローエイジングにつながっていくようです。
また、「ヒーリングフード」と呼ばれる、体に負担をかけない食材やデトックス効果の高い食品を選んでとることもひとつの方法として注目されています。

体内に蓄積された有害物質は、最初は無症状ですが、やがてじわじわと体を蝕み、体調の不調をもたらします。身体や肌をつくる元になる食品だからこそ、できる限り無添加・有機栽培のものを選んだり、旬のもの、自然のものを吟味するよう意識していきたいものです。

ストレスたまってない?

老化の速度を遅らせ、肌も素敵に年を重ねよう

心身の不調につながるとされるストレス。それは肌でも例外ではなく、ストレスの度合いを「低い」「中程度」「高い」の3段階に分類すると、「高い」方が「低い」方よりも、シミの面積が約3倍広くなることがわかっています。
精神的ストレスがたまるとストレスホルモンが増加し、表皮角質層が入れ替わるリズムが崩れてしまいます。その結果、未熟な細胞が表皮に押し上げられてしまい、表皮の働きが低下して肌トラブルのもとになります。さらに緊張によるストレスはメラニン色素を活発にし、シミやくすみを誘発します。

こうした精神的ストレスをはじめ、紫外線・大気汚染やタバコの煙などの外的ストレスの影響を受けると、酸素は肌へダメージを与える活性酸素へと変化してしまい、肌の老化へと繋がってしまうのです。

とはいっても、現代社会でストレスを溜めずに生活するのは難しいこと。ストレス対策の強い味方として、ビタミンC(野菜、果物など)やビタミンE(豆類など)の血中濃度が高いと、ストレスが強くてもシワの発生を抑えられることが明らかになってきています。
こうした食品など、様々な方向からストレス対策にアプローチしつつ、生活習慣や考え方を見直して、ストレスをためないようにすることも必要です。

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スローエイジングって何?

バレリアンの力でエイジング

アンチエイジングが"老化防止"を意味するのに対し、スローエイジングは"老化減速"。
老化とうまくつきあいつつ、ゆっくりと年を重ねるというスローエイジングの考え方も、充実したライフスタイルを長く続ける秘訣のひとつとして近年注目されています。

スローエイジングを考える上で、最も大切なことは「老いを受け入れる」こと。
老化は避けることができませんが、老化を遅らせることは可能です。よりよく年を重ねるためには心、技、身の三位一体のバランスと、それを支える規則正しい睡眠、食生活、適宜な運動、ストレスフリーな生活習慣が必要です。

また、自分の体を知りセルフケアすることで、異常があれば早めに対処をして内面から年相応の美しさを保つことができます。日常生活の中で自分の体の状態を知り、悪い状態になる前にもとの状態を取り戻すことが予防医学、ひいてはスローエイジングの本質。内臓の老化は肌の老化にも直結しますから、健康を維持することは、スローエイジングにもつながります。また、心身ともに定期的なデトックスを意識し、老廃物を溜め込まない生活もスローエイジングにつながるでしょう。

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