肌老化の原因

肌の老化を促進させる4つの原因を知ろう

年齢を重ねると体力が落ちてくるように、肌もさまざまな機能が低下していきます。肌老化の大きな原因は「紫外線」「皮膚(ひふ)の乾燥」「細胞の酸化」「皮膚の菲薄化(ひはくか)」の4つです。
※菲薄化(ひはくか)とはお肌が貧しい状態になる事です。

原因その1 紫外線

わずか数分間浴びてもお肌にダメージを与えます。しかも紫外線を長年浴び続けることで、シミ、シワ、たるみなどを引き起こしてしまいます。

特に、日焼けやシミ・皮膚ガンの原因になるUV-Bよりも、波長が長く雲や、窓ガラスも通り抜けるUV-Aに注意が必要です!!

UV-Aは肌の真皮にまで到達し、徐々に蓄積されてコラーゲンやエラスチンを壊す酵素を増やし、たるみやシワの原因をつくります。

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また、皮膚の細胞を遺伝子レベルで傷つけ、皮膚の免疫力も低下させてしまいます。光老化は加齢以上に肌の老化を促進させる原因になっていることが分かってきており、一年を通しての紫外線対策が重要です。

原因その2 皮膚の乾燥


赤ちゃんの時には80%くらいあった真皮の水分量は、20歳をピークに女性の肌から徐々に減少し、乾燥がちになり肌の潤いが低下していきます。

これは角質の潤いを保つ天然の保湿成分が、年齢とともに減少していくのが主な原因です。
皮膚の潤いを保つ角質層の成分は、下記の3つで構成されています。

  1. アミノ酸や尿素などで構成される「天然保湿因子(NMF)」
  2. 角質細胞が120層も積み重なり、多重層構造で保水する「角質細胞間基質」
  3. 天然のクリーム

乾燥により角質層の表面がはがれやすくなると隙間ができ、この隙間を通して表皮の水分が蒸発します。
水分を失った表皮はさらに薄く硬くなり、小じわになっていきます。

原因その3 細胞の酸化

私たちの体内に取り込まれた酸素は一部活性化し、活性酸素に変化します。
活性酸素は脂質と結合して細胞を酸化(サビ)させ、細胞にダメージを与え、真皮のコラーゲンなどを硬くして皮膚の弾力を失わせ、老化を進めてしまいます。

活性酸素を発生しやすくする要因として、紫外線・喫煙・ストレス・大気汚染や、脂質の多い食事、添加物の多い食生活などが挙げられています。日常生活にも気をつけ、活性酸素が発生しにくい環境を整えることも肌の老化対策として重要です。

原因その4 皮膚の菲薄化(ひはくか:みすぼらしい状態の事)

一般的に50歳を超えると、老化の進行が一段と早くなります。
それは、更年期によって女性ホルモン(エストロゲン)が低下し、肌細胞を作り出す力が衰え、皮膚が薄くなるからです。

女性ホルモンが減少するとコラーゲンの分泌量や新陳代謝も低下し、皮脂腺の活動も鈍くなって肌のたるみが生じてきます。また、肌が薄くなると炎症が起きやすく、感染症にかかりやすいといった問題も生じます。皮膚の薄さは肌のたるみ、シワ、乾燥など肌老化の原因に加え、肌トラブルの原因にもなるので注意が必要です。