エクオールがどうやってできるのか、知っていますか?
恥ずかしながら・・・私も、大豆からできるということしか知らなかったので、調べてみました。
大豆イソフラボンには3種類ある
大豆に含まれる大豆イソフラボンには、ゲニステイン、ダイゼイン、グリシテインの三種類があります。
イソフラボンというのは、ポリフェノールの一種で、フラボノイドの仲間。お茶に入っている「カテキン」、ブルーベリーに入っている「アントシアニン」、赤ワインに含まれる「タンニン」などと同じ仲間なんですよ。
そのうちのひとつ、ダイゼインが腸内細菌によって代謝されることで生まれるのが、エクオールです。
もっとカンタンに言うと、
①大豆食品を食べる→②大豆イソフラボンが体の中に取り込まれる→③ダイゼインが腸内細菌の力を借りてエクオールに生まれ変わる
という3ステップによってエクオールができるんですね!
大豆イソフラボンを摂ろう!
エクオールをたくさん摂りたいなら、大豆製品をたくさん食べるの早道ではないでしょうか?!
大豆製品って色々ありますよね、バラエティが豊富です。
・大豆・・・煮豆も美味しいし、煎り大豆にしてポリポリ食べても。きな粉も大豆です。
・枝豆・・・エダマメは、まだ若い緑色の大豆のこと。イソフラボンもたっぷり!
・納豆・・・イソフラボンはもちろん、納豆菌から生まれるナットウキナーゼも効果大。
・豆腐と豆腐から作られるもの・・・油揚げ、厚揚げ、がんもどき、高野豆腐なども。
・豆乳・・・牛乳をやめて豆乳を飲む方も増加中。ゆば、おからも豆乳の派製品ですね。
大豆を食べるだけではダメ?!
ところが、ここで実は驚くべき事実が発覚します。
大豆や大豆製品をたくさん食べるようにしているのに、更年期の症状が改善しているように思えない・・・という女性が少なからずいるそうなんです。
その原因を探ってみたところ・・・
なんと、日本人女性の約半数は、ダイゼインからエクオールを代謝するための腸内細菌(エクオール菌と言います)を持っていないんだそうです!だからエクオールを作ることができていなかったんですね。
100人いれば100通りの腸内細菌があると言われている通り、腸内細菌の種類と分布は本当に人それぞれ。腸内細菌の種類や分布、その働きについてはまだまだ研究が進められている途中だそうです。どうしてエクオール菌を持っている人と持っていない人がいるのかは、まだ分かっていないそうです。
もちろん、大豆や大豆製品の良さは、エクオールだけにあるのではありません。ポリフェノール属全般に言える、「抗酸化作用」「抗老化作用」が、最大の長所。体の中で増えすぎた活性酸素を抑え、過酸化脂質の発生を防いでくれます。いつまでも若々しくいたい方、スリムな体型を維持したい方は、積極的に大豆を食べた方がいいですよ!
そして、体内でエクオールを作ることができない方は朗報があります。
今は、サプリメントでエクオールを外から補充することができるんです!
もちろん、エクオールを体内で作れる方でも、大豆製品を普段からあまり食べないとか、大豆が苦手・・・と言う方は、サプリメントを使ってみるのもいいんじゃないかな、と思います。