「芝の照り返しがきつくてチカチカする」
「どこにボールがあるのか、どこを狙えばいいのか、一瞬分からなくなることがある」
「芝目が読み切れない」
「微妙な傾斜があることに気が付かない」
よく晴れて明るい陽射しのもとでゴルフをしていると、こんなふうに思ったことはありませんか?
太陽の光を遮る屋根のないゴルフ場では、四方八方から光が目の中に入ってきます。足元の芝生の照り返しも見逃せません。(コンクリートほどではありませんが・・・。
)ゴルフは長い時間がかかるスポーツなので、太陽光の影響で目がチカチカしてくることは珍しくありません。
こんなときは、サングラスをすると、目に入ってくる光の量を抑えて、まぶしさを軽減することができます。実際、プロゴルファーのほとんどはサングラスを使っていますよね。
ただし、サングラスの色に注意が必要です。サングラスとして一般的に多いのはグレー(灰色)ですが、グレーは光の量を軽減することができる一方、微妙な光のコントラストを小さく抑えてしまうことがあるのです。のっぺりと見えてしまうのですね。これはゴルファーにとっては困ったことで、コースの傾斜や起伏が判断しづらくなったり、芝目がわかりづらくなったりすることがあります。
街歩きと違って、ゴルフ場で使うサングラスは茶色やオレンジ、黄色がかった系統の色味のものがよいと言われています。芝からの照り返し(余分な反射)が抑えられて、色がきわだって見えて、微妙なコントラストもはっきりと分かるようになります。
その結果、芝目(芝の順目と逆目)が正確に見えるようになり、集中力も高まります。芝が作る微妙な陰影を認識することができれば、ボールの位置、傾きがよく掴めて、ショット、パットも正確に入るようになります。
今度のゴルフのとき、ぜひ茶色とグレーのサングラスを持って行って、芝の見え方を確認してみてください。そして実際にプレイしてみましょう。芝の見え方、手元の見え方、遠くの見え方がサングラスによってこんなに違うのか!と、きっと驚かれるはず。メガネを替えるだけで、ますますゴルフが楽しくなりそうです!
※ご注意ください※
よりくっきりはっきりと見えるようになりたいからといって、色の濃すぎるサングラスを使うのは注意しましょう。私たちの目は、光の量が少なくなると、より多くの光を確保しようとして瞳孔が大きく開きます。このとき、紫外線カット率の低いサングラスの場合は大量の紫外線が目の中に入ってしまうことに。紫外線を角膜の中に多く取りこんでしまうと、白内障や黄斑変性症、瞼+裂斑、翼状片といった目の病気の原因になることがあります。レンズの色の濃度は40%~50%程度が望ましいとされています、気を付けてくださいね。