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さあ、ウォーターピーリング、はじめよう!

「当然のことだけど、体調の悪い時には、肌荒れしやすいからピーリングはやめておこうね。寝不足のときや、体がとても疲れているとき、生理中や生理の前後とかもダメだよ。あとは、日焼けをした直後や、顔にニキビができているとき、傷やブツブツができているときも、やめておこう。刺激が強すぎるからね。
まず、普通にいつも通りにクレンジングして、メイクを落としてからしっかり洗顔してね。そうして清潔になったところに、お水をシュッシュッとたっぷりかけてあげるの。スプレーボトルに普通の水道水を入れて準備しておくといいよ。」
「えっ、水道水でいいの?そっか、だからウォーターピーリングっていうんだね。」
「そうだよ、水でできるから、すごく簡単だよね。ピーリングする前に、顔全体を濡らしてたっぷり水分を与えておくのがポイント。スチーマーを持ってる人は、スチームを全体的にしっかりあてて、毛穴を開かせておくといいよね。
用意ができたら、いよいよスタートしよう!ヘラ(スパチュラ)のあて方にコツがあるから、説明しながら進めていくね。」

ここがポイント!
  • 顎の裏側からゆっくりと、下から上に向かって、やさしく滑らせるように。
  • 金属ヘラ(スパチュラ)の部分と肌表面を常に密着させながら動かす。
  • 肌に対して斜め30度くらいの角度で当てるのがポイント。
  • 毛穴の汚れをこそげ取るわけではないので、グイグイ余計な力を入れないこと。
  • シワやたるみ、凹凸のある部分は肌をちょっと引っ張りながら。
  • 小鼻の回りは角度や方向をこまめに変えながら、ていねいに。
  • 毛穴の向きに沿って金属ヘラを動かすのが基本。
  • 毛穴詰まりが角栓(ポア)になっている場合には、多方向からヘラをあててゆるめていく。
  • 口の周り、目の回り、まぶたは避けること。
  • 傷やニキビ、吹き出物、赤みなど炎症のあるところも避ける。
  • 肌の表面の水分が足りなくなったら、途中で水分を補いながら行う。
  • 皮膚を頭頂部に向かって引っ張るような感覚で伸ばし上げながら、髪の生え際までまんべんなく。
  • 金属ヘラの表面に付着する、白く濁った脂分が皮脂の汚れ、毛穴の詰まり。
  • 汚れはコットンなどでしっかりふきとる。
  • 半顔5分ずつ、合計8~10分が目安。
  •  

  • 2週間に一度の利用がおすすめ。

ウォーターピーリングのメリットとデメリット

  • 洗顔料や美容液を使わず、超音波の力で毛穴の汚れをきれいに
  • 痛みや不快感なくピーリングできる
  • いつでもどこでも水だけの簡単シンプルケア
  • わずか10分で生まれかわったようにスベスベに
  • 毛穴がキュッとしまって、目立たなくなる
  • 肌表面に残っていた汚れがなくなり、透明感が出る
  • 角質が整い、スキンケアアイテムの浸透が良くなる
  • 肌のキメが整うので、メイクのノリが良くなる
  • 汚れが取れたことが目で見えるので、キレイになった実感がある
  • 水だけでできるので、ケミカルアレルギーの心配なし

ウォーターピーリングの注意点

  • 金属アレルギーのある方はかかりつけ医に相談する。
  • 目の回り、口の回りなど皮膚の薄い部分には行わない。
  • 体調の悪いとき、生理中のとき、寝不足のときは行わない。
  • ニキビやアトピー性皮膚炎、ヘルペス等の皮膚炎があるとき、いぼ、すり傷などの外傷があるときもNG。

こんな方はウォーターピーリングができません

  • 心臓疾患のある方、伝染病、発熱のある方
  • 過去または現在、静脈炎の症状がある方
  • 妊婦の方
  • てんかんの症状がある方、抗精神薬を飲んでいる方
  • ペースメーカーなど、体内に金属または医療機器を装着している方

ウォーターピーリングは2週間に1回

「こんなに簡単に肌がきれいになるなら、毎日でもやりたいな!」
「うん、その気持ちは分かるけど。ウォーターピーリングの目安は2週間に1回。1か月に2回って言われてるの。」
「ええっ?どうして?2週間に1回って、けっこう待たないといけないなあ。1週間に1回じゃダメなの?」
「私たちの肌のターンオーバー(新陳代謝)のサイクルは約28日。4週間って言われているの。4週間かかって古い角質を排出して、新しい角質を作り上げるの。ピーリングをすると、一番上に乗っている角質の層が薄く剥がれるようなものでしょう?短期間に何度もピーリングをすると、確実に肌を痛めるし、肌に本来必要な水分とか油分まで取られてしまうといけないから、やっぱり気を付けないとね。」

ウォーターピーリングの後のお手入れのコツ

「ウォーターピーリングの後のお手入れで気を付けた方がいいことってあるの?」
「角質の一番上の部分をはがしちゃうわけだから。ピーリングのあとは刺激の強い化粧品は避けてね。コットンでこすったりするのもNG 。手でやさしく化粧水と乳液をつけて。日中は日焼け止めをつけるのも忘れないで。ピーリングした後は未熟な肌が露出している状況だから、いつもよりもよく気を付けてガードしてあげてね。」

エステでもウォーターピーリング

「エステサロンでもウォーターピーリングしてくれるところがあるの?」
「うん。サロンの場合は家で使うのよりも性能のいい、プロ用の美顔器を使うの。スクライバーって呼ばれるようなハイスペックな美顔器を使っているところが多いみたい。」
「家庭用とはどう違うの?」
「う~ん、実際のところ、美顔器のスペックはそれぞれの機種で違うし、サロンによって使っている機種が違うから、一概には言えないんだよね。家庭用に比べたら出力が大きいのは確かだけど。
ただ、サロンのいいところは、施術前にスタッフの方がよくカウンセリングしてくれて、肌の状態をよく見て確認しながら進めてくれるところ。肌のケアに慣れてない人にとっては、それが一番安心ではあるよね。間違ったピーリングをやりすぎて肌を痛めるなんてこともないだろうし。それと、同じ機種を使っても、慣れているプロの方がより高い効果を出してくれるっていうことはある。特に、ウォーターピーリングの場合は、スパチュラを肌に当てる角度がちょっと違うだけで全然効果が違うから、やっぱり慣れている方に頼んだ方がより効果的なんじゃないかな。
私も余裕ができたら、いつかサロンでやってもらいたいなあと思っているけど・・・。なかなか余裕ができないから(笑)。こうやって妹の肌を使って実例を重ねて、それをまた自分の肌にフィードバックさせていこうと思っているの。」
「さすが!その前向きな発想がうらやましい。私で良かったらいつでも顔を貸すから、よろしくお願いします!」

生きた菌だけじゃない!?今注目されている死菌とは?

「乳酸菌」は健康に寄与するものとして特に最近、さらに注目が集まっています。
その中でも「植物由来の乳酸菌」が注目をあびています。

発酵食品
古くから日本では発酵技術を用いた食品がいつも身近にあります。
たとえば漬物や味噌、醤油などで、強靭な日本人の体はこれらに支えられてきたといっても過言ではないでしょう。
移りゆく四季の中、夏の暑さや冬の寒さに耐え、日本人の暮らしとともに選抜されてきたのが「植物性乳酸菌」です。
塩分や酸分などが多い過酷な環境下でも生きぬく力が強いという特徴があります。

特に胃液や腸液にも負けずに生存して働く、ということは大切なことです。
しかしながら最近はそういった「生きた菌(生菌)」だけではなく「死菌」も注目されているのはご存知でしょうか。

注目されている死菌とは

乳酸菌

大まかに言うと、生菌が整腸、死菌が免疫賦活、ということが言えるようです。その死菌の中でも「ナノ型乳酸菌」というものも注目されてきています。

ナノ型乳酸菌

粒子の直径が1ミクロン以下の微粒子、かつ、水に溶かした時に一つ一つがバラバラの状態に加工した乳酸菌です。
乳酸菌は生菌・死菌に関わらず、乳酸菌の「粒子」が腸の免疫組織にある種々の免疫細胞に働きかけることで、整腸だけではなく免疫調整や老化予防などの様々な働きが期待できます。

酵母菌の秘密

実は乳酸菌の他にも有用な「酵母菌」などもあり、中には腸内をいたわるような効果があるものもあります。
何より大切なことは「複合的に様々な有用菌を体内に入れてあげる」ことだと考えます。植物由来なら、なおさらです。腸内細菌は人によってさまざまなので、多くの方の腸内環境に合うようにできるだけ複合的に摂る、という考え方です。

そもそも腸内環境を整える必要性として、もちろん便通の改善や、それによる免疫力のアップさせる、ということは多くの方がご存知かと思います。
しかしあまり知られていないこととして人間の体、つまり「細胞」の基礎栄養素となる「ミネラル・ビタミン」の吸収をよりよくするために腸内環境を改善することがとても大切なのです。

たとえば注目される「鉄」「葉酸」なども、昔の日本人は「植物性食品」からしっかりと摂取していました。
ところが現代は腸内環境の悪化やストレスにより、それがうまく吸収されなくなっているのです。
ですから普段の食事を改善すると共に、さまざまな有用菌をとりこむことで、ミネラルやビタミンの吸収を改善し、細胞から元気になることがとても大切なのです。

ちなみにこれらのミネラルやビタミンをサプリメントで補うことも良いでしょう。
その際も、古くから日本人が利用していた「植物由来」のものを選ぶことが大切です。

植物性乳酸菌(植物由来乳酸菌)配合食品

「マルチバイオティクス」について

木曾地方の伝統漬物「すんき漬け」から発見されたSNK、京都の「すぐき漬け」から発見されたラブレ菌と日本で古来より食されてきた乳酸菌に加え、ライチ由来の酵母を配合。

乳酸菌は生菌・死菌にかかわらず、腸管でのよい働きが期待されている。

注目乳酸菌① 植物性ナノ型乳酸菌SNK

一般的な乳酸菌の粒子は直径が1μm(1000ナノm)。ナノ型乳酸菌とは粒子の直径を1μメートル未満(ナノサイズ)の乳酸菌を言う。ナノ型乳酸菌SNKはナノサイズの粒子に加え、水に溶いても粒子サイズがそのままの状態に加工された殺菌乳酸菌。

「すんき漬け」を日常的に食している長野県木曽地方はアレルギーにかかる率が県全体と比較して約3分の1と、極めて低い地域。現在、すんき漬けとその乳酸菌が注目されている。

また他の乳酸菌に比べて、ウイルス免疫を刺激するサイトカインをバランス良く作り出すとされています。また、ヒトでの臨床試験もされており期待がもてます。

注目乳酸菌② ラブレ菌

京漬物「すぐき」から単離した植物由来乳酸菌。胃液耐性・腸液耐性に優れるため、生きたまま腸内に届く。さらに、排泄されずに腸内に留まることが確認されている。

ライチ由来酵母 ブラウディ

ベトナムでライチから作られた飲み物がコレラの下痢を緩和していたことに注目し発見されています。こちらも研究されておりますので期待がもてます。

大人メガネを上手につけこなすのが美人の秘密

知っていましたか?メガネは最近「アイウェア」と呼ばれて、人気が急上昇中なんです。

「メガネはおしゃれだから」
「メガネをしている方が楽だから」
「メガネは便利だから」
「メガネは印象を変えられるから」

メガネは本来、近眼、乱視、斜視、老眼などの矯正のために使われるもの。でも、最近は、目が悪いわけではないけれど、自らすすんでメガネをかける人が続々と増えています。メガネは、おしゃれアイテムとして扱われるようになってきたんですね。度数が入っていない、いわゆる“伊達メガネ”もすごく増えてきました。

花粉や紫外線、ブルーライトなどから目を守るために、メガネの出番が増えているという方も多いのではないでしょうか。「アイウェア」という呼び方も次第に広まってきました。

そこで、今回は、『紫外線もブルーライトも花粉もカット!! 機能性メガネ最前線』として、おすすめのおしゃれメガネ、機能性メガネをたくさんご紹介したいと思います。メガネがこんなに進化してることを知ったら、きっと、伊達メガネなんて言えなくなりますよ。

お洒落で機能的なメガネが沢山!大人メガネを楽しもう

メガネは、顔の真ん中につけるもの。絵画で言えば、額縁くらい重要なアイテムです。小さな子どもが遊び半分で描いた落書きのような絵でも、ちゃんと額装すると、まるきり素敵な現代アートのように見えてしまうのと同じです。
顔の形でメガネを変える
「初対面の印象をフォロー」
 例えば、顔立ちがおとなしく、第一印象が残らないことが悩みの方は、少しだけ個性的なメガネをかけるとアクセントになり、初対面の人にもしっかりと顔と名前を憶えてもらえることにつながります。
 また、生活感が顔に出やすいタイプの方も、メガネを使うとうまくカバーすることができます。リムが太めのウェリントンタイプなら、生活に疲れた雰囲気をカバーし、誠実な印象を与えることができます。

 ただし、個性的すぎるのも考え物です。メガネのチョイスは意外に難しいもの。顔の面積の半分を占めるので、何度も試着して自分に合うものを見つけましょう。

「似合うメガネは、年とともに変化する」
 年齢によっても似合うメガネが変わってきます。長年使っていて、顔なじみも良く、自分には絶対に似あうと信じていたメガネが、年齢を重ねるとともになんだか似合わなくなってきて、がっかりしたということはありませんか?年齢とともに顔つきや顔色は少しずつ変化しますので、2年を目安にメガネを見直してみるとよいでしょう。

・肌の地色、血色の変化→生活環境などによって肌の地色が濃くなったり、血色が悪くなったりということが起こります。メガネのフレームの色が血色の悪さを強調してしまうこともあるので、気を付けて。

・顔の輪郭の変化→正面から見ると気が付きにくいのですが、横から見ると、頬の肉が次第に痩せてふっくら感がなくなっていきます。目の回り、口の回りも長年の重力に負けて下がってくるもの。こうなると、レンズが小さめでタイトな形のメガネは似合わなくなります。角ばったフレームもキツい印象を与えやすくなります。

「年を取ったからこそ似合うメガネも」
歳をとって似合うメガネ
逆に、若い頃には似合わなかったメガネが似合うようになることもあります。フレームの大きな女優風メガネや、オーバルタイプやティアドロップ型のメガネなど、若い頃は大げさで自己主張しすぎるからと敬遠していたものが似合うようになるのですから、不思議です。年齢とともに積み重ねてきた人生のキャリアが、メガネに負けない存在感を醸し出しているからでしょうか。売り場にはたくさんの種類のメガネがありますので、ぜひ、店頭で試してみてください。正面からだけではなく、横からもよく観察することをおすすめします。  

ゴルフ用のメガネ

「芝の照り返しがきつくてチカチカする」
「どこにボールがあるのか、どこを狙えばいいのか、一瞬分からなくなることがある」
「芝目が読み切れない」
「微妙な傾斜があることに気が付かない」
ゴルフ
よく晴れて明るい陽射しのもとでゴルフをしていると、こんなふうに思ったことはありませんか?

太陽の光を遮る屋根のないゴルフ場では、四方八方から光が目の中に入ってきます。足元の芝生の照り返しも見逃せません。(コンクリートほどではありませんが・・・。

)ゴルフは長い時間がかかるスポーツなので、太陽光の影響で目がチカチカしてくることは珍しくありません。

こんなときは、サングラスをすると、目に入ってくる光の量を抑えて、まぶしさを軽減することができます。実際、プロゴルファーのほとんどはサングラスを使っていますよね。
ただし、サングラスの色に注意が必要です。サングラスとして一般的に多いのはグレー(灰色)ですが、グレーは光の量を軽減することができる一方、微妙な光のコントラストを小さく抑えてしまうことがあるのです。のっぺりと見えてしまうのですね。これはゴルファーにとっては困ったことで、コースの傾斜や起伏が判断しづらくなったり、芝目がわかりづらくなったりすることがあります。

街歩きと違って、ゴルフ場で使うサングラスは茶色やオレンジ、黄色がかった系統の色味のものがよいと言われています。芝からの照り返し(余分な反射)が抑えられて、色がきわだって見えて、微妙なコントラストもはっきりと分かるようになります。
 

その結果、芝目(芝の順目と逆目)が正確に見えるようになり、集中力も高まります。芝が作る微妙な陰影を認識することができれば、ボールの位置、傾きがよく掴めて、ショット、パットも正確に入るようになります。

今度のゴルフのとき、ぜひ茶色とグレーのサングラスを持って行って、芝の見え方を確認してみてください。そして実際にプレイしてみましょう。芝の見え方、手元の見え方、遠くの見え方がサングラスによってこんなに違うのか!と、きっと驚かれるはず。メガネを替えるだけで、ますますゴルフが楽しくなりそうです!

※ご注意ください※
医者 注意
よりくっきりはっきりと見えるようになりたいからといって、色の濃すぎるサングラスを使うのは注意しましょう。私たちの目は、光の量が少なくなると、より多くの光を確保しようとして瞳孔が大きく開きます。このとき、紫外線カット率の低いサングラスの場合は大量の紫外線が目の中に入ってしまうことに。紫外線を角膜の中に多く取りこんでしまうと、白内障や黄斑変性症、瞼+裂斑、翼状片といった目の病気の原因になることがあります。レンズの色の濃度は40%~50%程度が望ましいとされています、気を付けてくださいね。

ブルーライトカットメガネ

パソコンやスマホは、現代の私たちの生活にもはや欠かせないものになっています。でも、その一方で、今までなかった健康被害も浮かび上がってきました。ブルーライトによる悪影響です。これを防ぐために登場したのが、ブルーライトカットメガネです。

「光にはいろんな種類がある」
私たちが日常的に浴びている「光」とは、太陽が発している電磁波のこと。電磁波には色々な種類があります。
肌に日焼けを起こす紫外線や、体をあたためてくれる赤外線は、目には見えない「不可視光線」。
私たちの目に入って、「見えている」という自覚を起こさせる光は「可視光線」です。可視光線の波長域は400nmから800nmで、波長の大きさによって色が変わって見えます

光の種類・名称(色)/ およその波長域
紫外線・UV-C /100nm~280nm
紫外線・UV-B /280nm~315nm
紫外線・UV-A /315nm~400nm
可視光線・紫 /400nm~440nm
可視光線・藍 /440nm~480nm
可視光線・青 /480nm~520nm
可視光線・緑 /520nm~560nm
可視光線・黄 /560nm~600nm
可視光線・橙 /600nm~700nm
可視光線・赤 /700nm~800nm
赤外線IR-A /800nm~1400nm
赤外線IR-B /1400nm~3000nm
赤外線IR-C /3000nm~1mm

「ブルーライトとは?」
ブルーライトカットメガネ
可視光線の中でも紫外線並みに波長が短く、大きなエネルギーを持っている青い可視光線が、「ブルーライト」。スマートフォンやパソコンなどのLEDディスプレイから出る、強力な青色光です。波長は480~520ナノメートルで、可視光線の中でも赤色や黄色よりもエネルギーが数段高く、目の奥の網膜にまで到達すると言われています。詳しい治験はまだ始まったばかりですが、紫外線と同様に、体への悪影響が心配されています。

「ブルーライトは急増中」
ここ数年の間で、パソコン、スマートフォン、デジタルテレビ、LED電球など、ブルーライトを発するデジタルデバイスが驚くほど急激に普及しました。それに伴って、私たちが1日の間にブルーライトにさらされる時間はこの5年間で2時間39分も増加したと言われています。

「目に与える影響」
ブルーライトが直接悪影響を与えるのは、目です。紫外線なみに強いエネルギーにさらされると眼精疲労を起こしやすくなります。そしてそれが続くと、網膜を傷つけ、視力の低下が起こります。最悪の場合、失明のリスクが上昇します。

「体全体に与える影響」
目だけではありません。ブルーライトを長時間あびていると、睡眠ホルモン(メラトニン)が分泌されにくくなります。とくに、夜、睡眠前にブルーライトを浴びすぎると寝つきが悪くなるなど体内時計が狂ってしまいます。これが続くと、不眠(睡眠障害)につながり、さらに肥満や慢性疲労など生活習慣病の危険性が高まります。

「子どもたちへの影響は深刻」
充血した目
ブルーライトは人間の眼や身体に悪影響を及ぼします。特に、子どもたちに与える影響は大人以上に深刻です。
子どもの眼はまだ成長過程にあり、透明で濁りのない水晶体は大人以上にブルーライトの影響を受け、傷つきやすいのです。スマートフォンやゲームの画面に無防備にさらされる子どもの眼を守るために、子どものうちからブルーライト対策が必要な時代になってきました。

「ブルーライト対策にメガネが効果あり」
ブルーライトから目を守るには、専用のメガネを使うのが一番。特に、夕方や夜、眠る前にスマホやパソコンをするときにはブルーライトカットメガネの着用を習慣づけましょう。

ポイント①度入りのブルーライトカットメガネにすることもできます。お店で相談してみましょう。

ポイント②レンズの色は透明なクリアタイプの他、サングラスとしても使えるような色付きのものもあります。

リーディンググラス(老眼鏡)

 老眼鏡なんてまだまだ先の話と思っていませんか?でも、人によっては40代から老眼がはじまる方も。パソコンやスマホで目を酷使する生活が当たり前になっている現

在は、昔よりも老眼のスタートが早まっているとも言われています。慌てないうちに、老眼鏡のことを知っておきましょう。
お洒落な老眼鏡
「老眼とは?」
・スマホの画面を遠ざけてみるようになった
・遠くを見てから近くを見ると、ピントが合いづらい
・うす暗いところで本や新聞が読めなくなった

それはもしかして老眼のはじまりかもしれません。
物を見るために調節する力は、誰もが加齢とともに衰えてきます。症状に早く気づき、適切に対処することが生活の質を上げることにつながります。

「老眼セルフチェック!」
近くのものが見づらい。スマホの画面は離してみる。それは、老眼が始まっているのかもしれません。簡単なセルフチェック法を紹介しましょう。
1、人差し指を目の高さまで上げて、指の腹を顔に向けて立てます。
2、ゆっくりと人差し指を遠ざけます。指紋がはっきりと見えるところでストップ。
3、指と目の距離が30cm以上あれば、老眼の可能性が高いといえます。眼科医に相談してみましょう。

「老眼鏡を使わないとどうなる?」
老眼という響きが悪いのか、まだ老人ではない世代からはなかなか受け入れづらいという声も聞かれます。老眼である事実に背を向けて老眼鏡を使わずにガマンしているとどうなるのでしょうか。
・近くのものが見えづらくなるので、ついつい目を細めてしまって眉間のシワが深くなる
・見えないものを見ようと目ががんばりすぎてしまって眼精疲労を起こす
・視力に左右差があるときには、良い方ばかりを使うようになるので、顔の筋肉の左右のバランスが崩れる。

「老眼鏡の選び方」
ポイント
老眼鏡だから・・・というネガティブな気持ちは必要ありません。毎日使うものとして、愛着がわくもの、側に置いていてかわいいと思えるもの、誰かに見せたくなるようなものを選ぶのがコツです。おしゃれな伊達メガネを選ぶような気持ちお店にでかけてみましょう。
ポイント①メガネのサイズ感
正面から見た時に、目とフレームとの間にすき間があるのはNG。フレームのちょうど真ん中に黒目がおさまるのがベストバランスです。デジカメやスマホなどで自撮りをしてバランスを確認するとよいでしょう。
ポイント②全身とのバランス
お店では必ず全身鏡でバランスをチェックしましょう。正面だけでなく、横からの確認も忘れずに。ロングヘアーの方は、髪を束ねたり、アップにしたり色々試してみましょう。

花粉症対策メガネ

春先になると、鼻がムズムズ、目がカユカユ。咳がゲホゲホ・・・
それは花粉症かもしれません。

花粉症になる人の割合は年々増えています。去年まではとりたてて対策が必要なことはなかったのに、今年の春になったら突然花粉症になった…という方も多いのではないでしょうか。
事実、大気中に飛び交うスギ花粉の量は年々増えています。2017年の花粉量は2016年の4倍にもなるというニュースもあります。
花粉症になってしまったら、花粉を近づけないのが一番。耳鼻科クリニックなどでは、よく、「出かけるときには必ずマスクをしなさい」言われます。これに加えて、最近は花粉をカットするメガネも市販されていますので、目に症状が出やすい場合には、一度使ってみるといいかもしれません。
花粉とメガネ
<花粉症とは?>
花粉症とは、スギなどの花粉が原因で起こるアレルギー反応のこと。
くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった鼻に症状が出る方もいれば、目のかゆみ、涙が出るなど、目に症状が出る方もいて、その症状は人それぞれです。花粉症は比較的新しい病気で、昭和30年代の終わりに発見され、平成になってからは年を追うごとに患者数が増え続けています。

<花粉症の原因>
アレルギー反応の原因になるのはスギ花粉だけではありません。ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ、イネなどの花粉もアレルギーの原因になります。これは簡単な血液検査で分かりますので、治療の最初には必ず血液検査をしてアレルゲンの特定を行います

<治療>
一年を通して起こる花粉症には、ステロイド薬や抗ヒスタミン薬などが投薬されます。

<予防>
花粉が飛びやすい季節には、外出時にマスクやメガネを使用することで症状を抑えることができます。もちろん、抗ヒスタミン薬と、ステロイドの点鼻薬、点眼薬も効果的です。

<副作用>
抗ヒスタミン薬は眠くなりやすく、集中力・判断力が低下するという副作用がありますので、車の運転などする方は注意が必要です。

<メガネが効果的>
花粉対策
花粉症の予防には、薬だけでなく物理的に花粉をシャットアウトすることも大事です。
花粉症対策メガネが作られるようになったのは比較的最近で10年ほど前のこと。これによって、最大98%の花粉を防ぐことができると言われるようになりました。開発にはいずれも眼科医が携わっており、目元は透明なカバーで覆われ、目とメガネの間のすき間をガードし、空中に舞い飛ぶ花粉から目を守ってくれます。
正面から見ると普通のメガネのような形ですが、横から見ると、透明カバーで目がすっぽりと覆われているのがわかります。
もちろん、度の入ったレンズを装着することもできるので、小さな子どもからお年寄りまで。花粉症に悩んでいるすべての方の目を保護するのに、大きく役立っています。